福岡市南区鶴田の現場で、業務用エアコンのクリーニングを行いました。ダイキン製の
天井埋め込み型(天井カセット型)タイプです。

依頼主は先日の記事でも紹介した、当店と付き合いのある工務店さんです。

早速、いつものように談笑しながら分解を進めていきます。一見外のカバーだけを見るとキレイな状態に思えますが、とんでもない!

カバーを取り外すと強烈なカビの臭いが!ドレンパンに水が溜まっていたので、取り外す際に工務店さんに手伝ってもらいます。この日は祝日なので古田君はお休みです。

中の汚水をこぼさぬよう慎重に水平に外して渡したのですが、案の定こぼします。やはり日頃から作業に携わっている人間との違いですね。床面の養生シートが汚水で汚れたので余計な拭き掃除が増えました。・・・(^_^;)

業務用エアコンクリーニングここからが問題発生!!なんと!!熱交換器がズルズルと落ちてきます。僕と工務店さんと他の職人さん3人がエアコンを見上げると・・・マジでヤバイ角度になっています。

臭い汚水がボタボタと勢いよく落ちるのは、バケツで受けるとして、どうすんの?コレ?一般のお客様の依頼なら、危険なので中断です。

原因を見てみると、熱交換器を支えている2カ所のステーが錆びて無くなっていますね。つまり、発泡スチロールのドレンパンで支えていた。という事です。さぁ!どうしよう?

さすが工務店!熱交換器とステーの穴を結束バンドを通して仮固定。その間、熱交換器を持ち上げて支えていた僕は、とても臭いカビ汁汚水まみれ。そして作業続行です。

天井カセット型業務用エアコンクリーニング何とか高圧洗浄できる状態にまで分解しましたが、中は錆とカビで真っ黒です。

そういえば・・・去年も同じような現場があった!確か城南区鳥飼の飲食店での事です。あの時は熱交換器を支えてた古田君が汚水まみれになりました。ヾ(*´∀`*)ノ

その時の現場写真がコチラです。

天カセエアコンクリーニングこの時は、熱交換器の3分2以上が見えていた状態でしたが、針金で何とか写真の位置まで支える事ができました。勿論、作業とクリーニングは中止です。できません。

今回は元請けである工務店さんがGO!を出したので高圧洗浄を行いました。

業務用エアコンの汚水写真二枚はドレンパン内部の汚れです。カビだけではなく、錆びた鉄粉で酷い状態です。右上の写真はドレンポンプで吸い上げる部分です。熱交換器を支えていたステーのカスでドレンポンプが真面に動くのか?今動いたとしても、間違いなく直ぐに故障や水漏れに。

下2枚は、今回のクリーニングで出た汚水です。20ℓのバケツ6杯でキレイになりました。

業務用エアコンの洗浄熱交換器もドレンパンもキレイになりましたが、組み立て作業が一苦労です。ドレンパンで熱交換器を持ち上げながらビスを止めて組み立てる必要があります。

無事何とか作業完了です。今普通に動いていても、いつ故障や水漏れ・エラーが出るかは「神のみぞ知る」。去年の現場でも依頼主とオーナーさんが電話口で口論してたな~。

業務用エアコンを設置してある方へアドバイス。知ってますか?業務用エアコンって1台40万円から工事費を入れると80万円ぐらいしますよ~。

「エアコンクリーニング代が勿体ない。」などとケチって、こんな状態になってからでは手遅れですよ~。定期的にエアコンクリーニングを行うと、普段天井の中にあって見る事のない部分や、現状の状態を確認する事ができます。

一度考えてみてはいかがでしょうか?ではでは。ヾ(*´∀`*)ノ

あ~!速攻で帰ってシャワーを浴びたい~!!でも楽しかった~!!